シリコンバレーに、Amazon Booksがやってきた!
少し前の話になりますが、2017年8月に、リアル書店Amazon Booksがシリコンバレーにも進出しました。 場所は、サンノゼ市内の屋外ショッピング・モール「サンタナロウ」です。 実際に行ってみたので、利用方法を感想をレポートしてみます。 普通の書店と何が違うの? もっとも大きな違いは、価格表示がないこと。その代わり、全書籍の書籍下部には、Amazon.comでのカスタマ・レビューが表示されています。 こちらの本だと、Amazon.comでのレビューは5段階中4.6であると表記されています。 どうやって価格を調べるの? Amazonアプリ内のカメラを起動し、カスタマー・レビュー横のバーコードをスキャンするか(左図)、同カメラのOCR機能を用い、文字認識を行います(右図)。 いずれかの方法で商品情報が認識されると、Amazon.com内での価格が表示されます。 どうやって支払うの? 支払いは現金不可で、クレジットカードやデビットカードのほかに、QRコード決済が可能です。レジ横のPOPに決済用のQRコードが表示されているので、Amazonアプリ内カメラを用いてスキャンします。すると、アプリ上に自身のアカウントの支払い情報に紐づくQRコードが表示されるので、レジの店員にこのQRコードをスキャンしてもらい、支払い完了です。 Amazon×リアル店舗だと、無人コンビニのAmazon Go(※)がありますね。今後10年以内に、2千店舗にまで拡大するとの報道もあります。 Amazon Booksでの、画像解析を用いたり、財布を必要としないレジでの体験は、Amazon Goの世界が間近に迫っていることを実感させるものでした。 (※)Amazon Goにはレジがありません。利用者は 、欲しい商品を手に取って店を出るだけ。具体的には、 あらかじめスマホに専用アプリをダウンロードして入店します。店内では無数のカメラやセンサーが作動し、AIが常に状況を解析しているので、利用者が商品を手に取ったと認識すれば、自動的にアプリの買い物カゴに入り、店を出るとアマゾンのアカウントで決済される仕組みになっています。 余談ですが、Amazon Booksがあるサンタナロウから車で約5分の場所に、米大手書籍チェーンのBarne...